六訂版 家庭医学大全科 「亀頭包皮炎」の解説
亀頭包皮炎
きとうほうひえん
Balanoposthitis
(子どもの病気)
どんな病気か
図23のように、おちんちんの先(亀頭)と包皮(おちんちんを包んでいる皮膚)の間に細菌が繁殖して炎症を起こしたものを亀頭包皮炎といいます。
原因は何か
子どもの亀頭は、普通包皮で包まれています(生理的
症状の現れ方
おちんちんの先が赤くはれて、うみが出たり、おしっこの時に痛がります。パンツに黄色いうみが付きます。
検査と診断
小児科医、泌尿器科医が診察すれば診断できるので、特別な検査は不要です。
治療の方法
無理のない範囲で包皮をむいて、うみを出して消毒したあとで抗生剤の軟膏を塗ります。炎症が強い時には抗生剤を内服します。手で包皮をむいても亀頭が顔を出さないものを
病気に気づいたらどうする
まずは小児科医の診察を受けて抗生剤の外用薬の処方を受けます。治ったら再発を防ぐため、入浴した時に時々皮をむいて洗うようにします。汚れた手でおちんちんを触らせないようにすることも大切です。
関連項目
金子 一成
亀頭包皮炎
きとうほうひえん
Balanoposthitis
(男性生殖器の病気)
どんな病気か
細菌などの感染により
原因は何か
包茎のある子供で、
治療の方法
抗生剤を含んだ軟膏を患部に塗るか、炎症が強い場合には経口の抗生剤投与により軽快します。
武田 光正
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報