精選版 日本国語大辞典 「事始」の意味・読み・例文・類語
こと‐はじめ【事始】
〘名〙
① 物事のはじめ。新しく事をはじめること。とりかかること。着手すること。建築の開始、着任最初の仕事など、無事成功を願って儀式化したものもある。
※本居本宇津保(970‐999頃)蔵開上「事はじめとこそ言ふなれ、いづら、そのこなむ」
② 新年になって、何事によらず一年の幸いを祈りつつ最初に行なうこと。《季・春》
※舜旧記‐慶長元年(1596)一二月一三日「正月事始、米舂」
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