精選版 日本国語大辞典 「五趣」の意味・読み・例文・類語 ご‐しゅ【五趣】 〘 名詞 〙 仏語。衆生が善悪の業因(ごういん)によって趣く生存の状態または世界の五つ。地獄、餓鬼、畜生、人間、天上をいう。五悪趣。五道。五種。[初出の実例]「我、身を受くること唯五尺余有りとは、五尺とは五趣の因果なり」(出典:日本霊異記(810‐824)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の五趣の言及 【三界】より …三界のうち最下の層は欲界で,欲望にとらわれた生物のすむ領域である。これは地獄(の生物),餓鬼,畜生,人間,天(神のこと)の5種の生物の居住空間(五趣)からなる(五趣に阿修羅を加えたものを六道(ろくどう)という)。欲界の上に色界がある。… ※「五趣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by