五運(読み)ごうん

精選版 日本国語大辞典「五運」の解説

ご‐うん【五運】

〘名〙 五行運行。その順序には、相勝(土木金水)と相生(木火土金水)とがある。中国では、はじめ王朝交替の原理として提唱され、歴代の王朝は相勝あるいは相生の順に五行いずれかの徳をうけて帝位にあるものとされた。のち暦法にも適用され、歳日にこれをあてはめ吉凶や命運を説くようになった。
史記抄(1477)三「宓犠と女禍との間に火土金水と五運が輪環して周而復始て女媧になったぞ」 〔史記‐三皇紀〕

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デジタル大辞泉「五運」の解説

ご‐うん【五運】

五行ごぎょうの運行。

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普及版 字通「五運」の解説

【五運】ごうん

五行の運行。木・火・土・金・水は、木は火を、火は土を生ずるという相生、また土・木・金・火・水は、水は火に、火は金に勝つという相勝の関係がある。〔史記、三皇紀〕女(じよくわ)氏も亦た風姓、蛇身人首、~五を承けず。

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世界大百科事典内の五運の言及

【運気論】より

…人体の生理現象を陰陽五行によって説明しようという,中国医学の学説の一つである。運気論という名称は,人体は木,火,土,金,水の五行の運行(五運)と風,熱,湿,火,燥,寒の六気の影響を受け,その過不足によってそれぞれに対応する臓腑,経絡に変調が起こって病気になるという主張による。《素問》(《黄帝内経》)にもとづく説で,特にそのなかのいわゆる運気七編が直接のよりどころになっている。…

【劉完素】より

…そのため劉河間とも呼ばれる。彼は《素問》(《黄帝内経(こうていだいけい)》)の説を深く研究し,とくに木,火,土,金,水の五運と風,熱,火,湿,燥,寒の六気を重視して臨床に結びつけ,これを知らずに治療はできないとした。彼は張仲景(《傷寒論》)の処方をよく用いたが,病因として特に火熱を重視し,寒涼剤を用いた。…

※「五運」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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