日本大百科全書(ニッポニカ) 「亜熱帯反流」の意味・わかりやすい解説 亜熱帯反流あねったいはんりゅうSubtropical Countercurrent 北太平洋の緯度20~25度の表層にみられる東向きの弱い海流。亜熱帯収束線の近くではほとんど流動がないとみられていたが、1960年代初めごろ、観測と理論の両面から東向きの流れがあることがわかった。[半澤正男・高野健三][参照項目] | 亜熱帯収束線 | 海流 | 反流 亜熱帯反流 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
海の事典 「亜熱帯反流」の解説 亜熱帯反流 亜熱帯循環の内部に、台湾の東方から北緯20度付近を東に向かう弱い流れがあり、これを亜熱帯反流と呼ぶ。1960年代に我が国の研究者によってその存在 が明らかにされた。この海流にともなって海洋上層に前線が形成されているが、その様相から一本の流れというよりも幾つかの平行する流れの集まりと見なすべ きであろう。北大西洋等にも同様の海流があるとの指摘もあるが、あまり明確ではない。 (永田) 出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報 Sponserd by