日本歴史地名大系 「今上村」の解説 今上村いまがみむら 千葉県:野田市今上村[現在地名]野田市今上、埼玉県吉川(よしかわ)市八子新田(はちこしんでん)・下内川(しもうちかわ)など山崎(やまざき)村の西、江戸川の左岸に位置し、近世には河岸場(今上河岸)が置かれていた。なお民家・耕地・河岸場とも一部は江戸川の対岸(現埼玉県域)に及んでいて、渡船によって往来していた。延宝五年(一六七七)の今上新田名寄帳(松本家文書)によれば、本田の検地は同年のほか慶安三年(一六五〇)・寛文九年(一六六九)にも行われている。延宝五年の検地帳(野田市立興風図書館蔵)には「庄内領今上村」とみえ、本田高五六三石余・一〇七町七反余、新田高五九八石余・八〇町三反余。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では高一千一六二石余、幕府領。延享四年(一七四七)の助郷免除願書(山崎家文書)でも幕府領とみえ、幕末まで同領であったと考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by