今出川兼季(読み)いまでがわ かねすえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「今出川兼季」の解説

今出川兼季 いまでがわ-かねすえ

1281-1339 鎌倉-南北朝時代の公卿(くぎょう)。
弘安(こうあん)4年生まれ。西園寺実兼の4男。今出川(菊亭)家の祖。元亨(げんこう)2年右大臣,元徳元年従一位。正慶(しょうきょう)元=元弘(げんこう)2年光厳(こうごん)天皇即位のためにはたらき太政大臣となるが,翌年建武(けんむ)新政権によってその昇任をとりけされた。暦応(りゃくおう)2=延元4年1月16日死去。59歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の今出川兼季の言及

【今出川家】より

…藤原氏北家閑院流西園寺家の庶流。家格は清華。家業は琵琶。ふつう太政大臣従一位西園寺実兼四男兼季を始祖とするが,1317年(文保1)実兼置文(《管見記》所収)に,兼季を兄公顕の嫡子とし,公顕の子実顕を兼季の子とし,公顕・兼季兄弟2流を縮めて1流とせよ,とあるから公顕を始祖とすべきか。しかし実顕は兼季より先に死し,その子公冬が南朝に候したので,兼季の子孫が家を継承したため,兼季を始祖とするに至ったのであろう。…

※「今出川兼季」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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