今方(読み)イマガタ

デジタル大辞泉 「今方」の意味・読み・例文・類語

いま‐がた【今方】

たった今。ついさっき。今し方。
「いつまでたっても、―引越して来たばかりだという体裁である」〈荷風つゆのあとさき

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「今方」の意味・読み・例文・類語

いま‐がた【今方】

〘名〙 少し前。ついさっき。いましがた。
浮世草子傾城色三味線(1701)江戸「今方御出にて座敷にござりますとの事」
※今弁慶(1891)〈江見水蔭〉二「如何(いか)御坊御身様(おみさま)が手なみは今方(イマガタ)拝見せし働きにて」

いまし‐がた【今方】

〘名〙 (「し」はもと強めの助詞) ほんの少し前。ついちょっと前。たった今。今がた。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)二「今(イマ)しがたまでおめへの来るのを待(まっ)て居たはな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android