日本歴史地名大系 「仰徳神社」の解説
仰徳神社
こうとくじんじや
明和七年(一七七〇)建立の碑文「重建大祖神廟記」によると、宝暦一二年(一七六二)毛利重就が土地神に毛利氏祖霊を合祀、明和七年仰徳大明神の神号を授けられて社殿を再建したという。それ以前は
天保年間(一八三〇―四四)の「八江萩名所図画」によれば例祭は九月晦日と一〇月一日で、「神前において御連歌或は舞楽を奏す、此日は殊に尊卑の差別なく参詣を許さる」と記す。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報