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土地神 とちがみearth god

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

土地神
とちがみ
earth god

大地の神であり,村落の守護神のこと。穀物や豊饒の神でもあり,人々に繁栄をもたらす。ボルネオのトーと呼ばれる精霊は,人間に対して威力をもっており,善意ばかりでなく不幸をももたらし,墓,山,川,森,洞窟,海などあらゆる場所に宿っていると信じられている。インドシナ半島タイ諸族に広く分布しているピーという精霊の観念も一種の土地神である。中国の社稷 (しゃしょく) と呼ばれる神々も大地収穫の神であり,厚く信奉されている。日本では古くから地神 (じがみ) 信仰がみられ,遠祖や開拓先祖を祀り,その墓地や家と結びつけて地神の性格を説く事例が多い。地神は西日本では地主様,関東ではチジンと呼ばれ,農耕神としての性格をもつ。

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世界大百科事典 第2版の解説

とちしん【土地神】


[中国]
 民間信仰の神。城隍神(じようこうしん)が城市の守護神であるのに対して,これは郷村の守護神。天災や戦乱から住民を保護し,さらに住民の死後をもつかさどる神としてあつい信仰を集めた。人が死ぬと,魂はまず城隍廟,土地廟に赴くと信じられたから,遺族はすぐ廟へいって廟神を拝し,紙銭を焼いた。土地神への信仰は後漢末・六朝時代からすでに見られ,道教にも取り入れられた。唐・宋時代には全国に広まり,各地に土地廟が建立されるようになった。

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世界大百科事典内の土地神の言及

【社】より

…中国古来の土地神,あるいはそれをまつる集団,集落をいう。その起源については諸説があって定まらないが,おおよそ原始集団の中心にある聖なる場所,その集団の保護神が祖先神であったといわれる。…

※「土地神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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