仲呂(読み)チュウリョ

デジタル大辞泉 「仲呂」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐りょ【仲呂/中呂】

中国音楽十二律の一。基音黄鐘こうしょうより五律高い音。日本の十二律の双調そうじょうにあたる。
陰暦4月の異称

ちゅう‐ろ【仲呂/中呂】

ちゅうりょ(仲呂)

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精選版 日本国語大辞典 「仲呂」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐りょ【仲呂・中呂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中国音楽十二律の中の一つ。基音の黄鐘(こうしょう)から第六番目の音で雅楽十二律の双調(そうじょう)にあたる。ちゅうろ。
  3. 陰暦四月の異称。ちゅうろ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「起仲呂下旬第九之朝。至于五月四日亭午之後」(出典本朝文粋(1060頃)一四・為謙徳公報恩修善願文〈菅原文時〉)
    2. 「仲呂の節に当て小暑の気様々催せとも」(出典:海道記(1223頃)菊川より手越)
    3. [その他の文献]〔礼記‐月令〕

ちゅう‐ろ【仲呂】

  1. 〘 名詞 〙ちゅうりょ(仲呂)

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