伊太祁曾神社(読み)いたきそじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「伊太祁曾神社」の意味・読み・例文・類語

いたきそ‐じんじゃ【伊太祁曾神社】

  1. 和歌山市伊太祈曾(いだきそ)にある神社。旧官幣中社。祭神五十猛命(いたけるのみこと)ほか二柱(伊太祁曾三神)。延喜式名神大社紀伊国一の宮。山東(さんどう)宮。

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改訂新版 世界大百科事典 「伊太祁曾神社」の意味・わかりやすい解説

伊太祁曾神社 (いたきそじんじゃ)

和歌山市伊太祁曾に鎮座五十猛(いたける)命と大屋津比売(ひめ)命(左脇殿),都麻津(つまつ)比売命(右脇殿)をまつる。《日本書紀》によると,五十猛命は素盞嗚(すさのお)尊の子で〈木種を分布する〉と記されており,木の神として有名で,紀伊国の祖神ともいわれる神である。はじめ現在の日前国懸(ひのくまくにかかす)神宮の社地にまつられていたが,その創建により713年(和銅6)現社地に遷座されたと伝える。《延喜式》では名神大社。1885年国幣中社に,1918年には官幣中社に昇格した。例祭は10月15日。ほかに特殊な神事として卯杖祭(1月15日),木祭(4月第1日曜日),茅輪祭(7月30日)がある。
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百科事典マイペディア 「伊太祁曾神社」の意味・わかりやすい解説

伊太祁曾神社【いだきそじんじゃ】

和歌山市伊太祁曾に鎮座。旧官幣中社。五十猛(いたける)命・大屋津姫命・都麻津姫(つまつひめ)命をまつる。延喜式内の名神大社とされる。例祭10月15日。ほかに卯杖祭,茅の輪祭など。

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