伊東佐忠(読み)いとうすけただ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「伊東佐忠」の意味・わかりやすい解説

伊東佐忠
いとうすけただ

生没年不詳。槍術(そうじゅつ)伊東流始祖で、管槍(くだやり)(早槍とも書く)の創始者。室町末期、天文(てんぶん)~永禄(えいろく)(1532~70)のころの人。奥州黒川(会津若松蘆名(あしな)氏の家臣と伝えられ、のち紀伊守(きいのかみ)(入道)と称した。

[渡邉一郎]

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊東佐忠」の解説

伊東佐忠 いとう-すけただ

?-? 戦国時代の槍術(そうじゅつ)家。
神道流剣術と槍術をまなぶ。柄(え)をとおした短管をもって槍(やり)をくりだす管槍(くだやり)の術をあみだし,伊東流(建孝流)槍術を創始した。陸奥(むつ)出身という。通称は紀伊守(きいのかみ),のち紀伊入道。名は祐忠ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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