伊福部敬子(読み)イフクベ トシコ

20世紀日本人名事典 「伊福部敬子」の解説

伊福部 敬子
イフクベ トシコ

昭和期の評論家



生年
明治32(1899)年2月16日

没年
昭和45(1970)年8月19日

出生地
福井県今立郡鯖江町(現・鯖江市)

旧姓(旧名)
畠山

学歴〔年〕
東京女高師国文科2年修了

経歴
大正10年より生田長江師事伊福部隆輝と結婚し、2人の子供をもうける。教育に関心が高く、息子との生活の様子を描いた文章を「婦人運動」などに発表。昭和4年には「窓」を創刊。「女人芸術」「婦人戦線」に参加、母性文化の建設提唱以後、母性問題、児童問題に専心。12年日本婦人団体連盟児童問題研究委員会副委員長。戦後は厚生省社会局に勤務したのち、宮崎県婦人児童課長、東京民事裁判所調停委員、東京都児童福祉審議会委員、PTA審議会委員などを歴任著書に「若き母に贈る」「母と子の記録」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊福部敬子」の解説

伊福部敬子 いふくべ-としこ

1899-1970 昭和時代の社会評論家。
明治32年2月16日生まれ。生田長江に師事。昭和4年「窓」を創刊して母性文化の建設をとなえる。東京民事裁判所調停委員,東京都児童福祉審議会委員などをつとめた。昭和45年8月19日死去。71歳。福井県出身。東京女高師(現お茶の水女子大)中退本名は畠山とし。著作に「母性の出発」「母と子の記録」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android