伊能稲(読み)いのう いね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊能稲」の解説

伊能稲 いのう-いね

1763-1822 江戸時代中期-後期の女性。
宝暦13年生まれ。伊能忠敬(ただたか)の長女上総(かずさ)(千葉県)山辺郡片貝の布留川小野八と結婚,江戸深川で米穀商をいとなむ。夫が米相場に失敗したため,忠敬に勘当され,2女をつれて夫の郷里にうつる。文化7年夫が病没し,父の勘気がとけ下総(しもうさ)佐原(さわら)(千葉県)の実家にかえった。文政5年死去。60歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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