…男湯と女湯に分け,各編の季節に変化をもたせている。作者は咄家(はなしか)三笑亭可楽の銭湯の落語にヒントを得て執筆したと言っているが,前編は伊藤単朴作の教訓的滑稽本《銭湯新話》(1754)と,山東京伝作の黄表紙《賢愚湊(けんぐいりこみ)銭湯新話》(1802)の影響が大きい。落語の話芸と洒落本以来の描写の技術を吸収して,徹底した平面描写で類型的な江戸の庶民像を描いている。…
※「伊藤単朴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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