伊達衆(読み)ダテシュ

デジタル大辞泉 「伊達衆」の意味・読み・例文・類語

だて‐しゅ【伊達衆/達衆】

《「たてしゅ」「だてしゅう」「だてし」とも》
だてを好む人。いき好みの人。また、そのような連中
「のんこに髪結うてのららしい、―自慢と言ひそな男」〈浄・天の網島
侠客きょうかく。男だて。
「及ばずながら―の端くれ江戸の男と立てられる」〈伎・霊験曽我籬〉

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精選版 日本国語大辞典 「伊達衆」の意味・読み・例文・類語

だて‐しゅう【伊達衆・達衆】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「だてしゅ」とも )
  2. 伊達を好む人々。伊達者仲間派手好みの人々。たてしゅ。
    1. [初出の実例]「のんこに髪ゆふてのららしい。だてしゅぢまんといひそな男」(出典:浄瑠璃・心中天の網島(1720)上)
  3. 強い者をおさえ、弱い人を助けることを主義とした、仁侠の人々。男だて。侠客
    1. [初出の実例]「極真(こくしん)大通上方達衆(タテシュ)に等しく」(出典洒落本・蛇蛻青大通(1782))

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