大通(読み)ダイツウ

大辞林 第三版の解説

だいつう【大通】

遊興の道に詳しいこと。また、その人。 「世間の-と出合もできず/黄表紙・見徳一炊夢」

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日本の地名がわかる事典の解説

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精選版 日本国語大辞典の解説

おお‐どおり おほどほり【大通】

〘名〙 町なかの幅の広い道路。本通り。
※洒落本・大通愛想尽(1779)「大通とは江府日本橋をまん中として、大通りといふ事なり」
※女難(1903)〈国木田独歩〉五「長屋の者は大通(オホドホ)りに住む方とは違ひまして」

だい‐つう【大通】

〘名〙
① 物にこだわらないこと。また、その人。〔文明本節用集(室町中)〕 〔荘子‐大宗師〕
遊里の事情や遊興の道によく通じていること。また、その人。ほんとうの通(つう)。明和年間(一七六四‐七二)に江戸に起こった語で、安永年間(一七七二‐八一)に大いに流行し、それが西にひろがり、寛政(一七八九‐一八〇一)から文化・文政(一八〇四‐三〇)にかけて上方でも流行語となった。
※洒落本・無頼通説法(1779)「当世大通(ダイツウ)当世大通と名乗て、まぎらわしき邪宗大通、せけん一とふに流行いたして、凡夫の輩まよはされます」

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世界大百科事典内の大通の言及

【通】より

…〈通り者〉には〈気の通った人〉(粋人)の意と〈顔(名前)の通った人〉(顔役)という二義があり,宝暦(1751‐64)ころは後者の意味が強かった。そこから〈大通(だいつう)〉の語も生じ,明和・安永と盛んに〈大通〉賛美が行われたのち,反省期を迎え,天明期に入って〈大通〉のイメージの中にあった豪気さ,放胆さが消え,多分に常識的,小市民的な〈通〉の理念が生じた。一方で,己ひとり通人なりと誇らしげな人物を指す〈半可通(はんかつう)〉(野暮(やぼ))という語も生まれる。…

※「大通」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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