伎女(読み)ぎじょ

精選版 日本国語大辞典 「伎女」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐じょ‥ヂョ【伎女・妓女】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 平安時代内教坊に所属して、女舞を行なった女。
    1. 伎女<b>①</b>〈年中行事絵巻〉
      伎女年中行事絵巻
    2. [初出の実例]「是日。叙内教坊妓女石川朝臣色子従五位下」(出典続日本後紀‐承和一一年(844)正月庚子)
  3. 伎楽を奏する女。
    1. [初出の実例]「使者の鬼神の伎楽・伎女を遣はし、助けおはしませ」(出典:大観本謡曲・谷行(1546頃))
  4. 芸妓娼妓。遊び女。
    1. [初出の実例]「指(さ)せる事も無き郢曲妓女(ギジョ)の輩、蹴鞠伎芸の者共」(出典:太平記(14C後)一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「伎女」の読み・字形・画数・意味

【伎女】ぎじよ

妓女。

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