日本歴史地名大系 「伝灯寺」の解説
伝灯寺
でんどうじ
現伝灯寺町集落の北に位置。宝亀山(かつては瑞応山とも)と号し、臨済宗妙心寺派。本尊は釈迦如来。開山恭翁運良が延慶元年(一三〇八)創建したと伝える。当寺塔頭禅栖院(伝灯寺二代至庵綱存開基、廃寺)の寺伝によれば、応長元年(一三一一)ともいう(貞享二年寺社由緒書上)。開基檀越は覚円とされるが(「名僧行録」「延宝伝灯録」など)、これとは別に
明応七年(一四九八)七月六日の伝灯寺奉行宗廉証状によれば、同年三月四日越中に亡命中の足利義材(義稙)に当寺使僧禅栖院元慶が
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報