病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「低カルシウム血症治療剤」の解説
低カルシウム血症治療剤
《沈降炭酸カルシウム・コレカルシフェロール・炭酸マグネシウム配合剤》
デノタス(第一三共、日東薬品工業)
多発性骨髄腫の治療に用いられるRANKL阻害剤(デノスマブ製剤)使用時におこる低カルシウム血症の治療に用いられます。
副作用として、
①チュアブル錠で、1日1回2錠が原則です。1日の使用回数、使用時間、1回の使用量については医師・薬剤師の指示を守り、かってに中止したり、減量・増量しないでください。水なしでも服用でき、
②あらかじめ問診の際に、持病・アレルギーなどの体質・現在使用中の薬の有無を医師に報告してください。
とくに、この薬で過敏症状をおこしたことのある人、高カルシウム血症の人は、この薬を使用できません。また、テトラサイクリン系抗生物質、キノロン系抗菌剤、レボチロキシンナトリウム製剤、ジゴキシン製剤などを使用中の人は、あらかじめ医師に相談してください。
③ビタミンDおよびビタミンD誘導体や、大量の牛乳といっしょに服用すると高カルシウム血症をおこすことがあります。服用の際には注意してください。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報