家庭医学館 「低周波音と健康障害」の解説
ていしゅうはおんとけんこうしょうがい【低周波音と健康障害】
人間には、ほとんど聞こえない音ですが、連続して耳に入ると、健康被害が生じるとして問題になっています。
低周波音を発するのは、自動車、電車、飛行機、業務用のエアコンや、冷凍庫などで、耳に入っていても気づかずにいることが多いのですが、長期間、低周波音にさらされていると、頭痛、イライラ、不眠、肩こり、動悸(どうき)、耳鳴り、しびれ、だるさ、微熱、食欲不振などの不定愁訴(ふていしゅうそ)がおこるといわれます。
いろいろ検査をしても、原因となる異常は見つからず、低周波音のない環境に行くと、うそのように症状が消えるといわれています。