精選版 日本国語大辞典 「不定愁訴」の意味・読み・例文・類語
ふてい‐しゅうそ ‥シウソ【不定愁訴】
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一つの疾患としてまとめられない種々の主観的訴えで、漠然とした身体的愁訴が主体となっていながら他覚的に器質的疾患の裏づけができない場合をいう。たとえば、動悸(どうき)、めまい、頭痛、頭重感、全身倦怠(けんたい)感、胸部圧迫感、下痢、振戦(震え)などのうち、二つまたは三つ以上、あるいはこれらの種々な組合せを訴えるわけで、更年期のときによくみられ、更年期障害を不定愁訴症候群とよぶこともある。
不定愁訴を臨床的に分類すると、抑うつ症型、神経症型、心因性自律神経失調型、本態性自律神経失調型に分けられるが、もっとも重要なことは器質的疾患、たとえば肺結核、初期高血圧、本態性低血圧、潜在性心不全、貧血、てんかん、甲状腺(せん)疾患、副腎(ふくじん)皮質疾患、特発性浮腫(ふしゅ)などを除外診断することで、必要に応じて検査を繰り返し行う。治療としては、向精神薬を主体に心身症の治療を併用する。
[新井正夫]
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