日本歴史地名大系 「佐久村」の解説 佐久村さくむら 静岡県:天竜市佐久村[現在地名]天竜市佐久山中(やまなか)村の北東、相津(そうづ)村の東に位置する山間の村。「遠江国風土記伝」は慶長(一五九六―一六一五)以前に当村から相津村・谷山(ややま)村が分村したと記す。永仁二年(一二九四)九月二九日の関東下知状(尊経閣古文書纂)に「遠江国西□山(西山香カ)内佐久・八重山・小松崎地頭職」とみえ、幕府は父安芸前司景経(心空)の譲状にまかせ当地の地頭職などを後家一期ののち天野顕政に安堵している。 佐久村さくむら 茨城県:新治郡八郷町佐久村[現在地名]八郷町佐久恋瀬(こいせ)川左岸の台地上にあり、東は野田(のだ)村。元禄一一年(一六九八)野田村から分村と伝え(新編常陸国誌)、元禄郷帳の村高は二三二石余、幕末は牛久藩領分二四〇石余(各村旧高簿)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by