佐佐木(読み)ささき

精選版 日本国語大辞典 「佐佐木」の意味・読み・例文・類語

ささき【佐佐木・佐々木】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 四をいう、人形浄瑠璃社会などの隠語宇多源氏の佐々木氏の定紋が四目結(よつめゆい)なのでいう。
    1. [初出の実例]「仕立屋のふちゃうとうせいことば、平・おやまこ・めへひき・ささ木」(出典:洒落本・品川楊枝(1799))
  2. [ 2 ] 謡曲。四番目物。廃曲。作者不詳。佐々木四郎高綱は木曾義仲討伐に出陣する際に、源頼朝に頼んで秘蔵の名馬生唼(いけずき)をもらう。駿河浮島ケ原梶原景季とこの馬のことで口論となったが、仲直りをして、梶原の馬、磨墨(するすみ)ともどもに都へ上る。馬乞佐々木。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「佐佐木」の解説

佐佐木
(通称)
ささき

歌舞伎・浄瑠璃の外題
元の外題
佐佐木問答 など
初演
正徳4.7(江戸中村座)

佐佐木
ささき

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
初演
元禄6.1(江戸・森田座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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