佐波亘(読み)サバ ワタル

20世紀日本人名事典 「佐波亘」の解説

佐波 亘
サバ ワタル

明治〜昭和期の牧師 日本基督教会大会議長。



生年
明治14(1881)年

没年
昭和33(1958)年

出生地
神奈川県横須賀

学歴〔年〕
東京帝大法学部中退,東京神学社

経歴
東大在学中、植村正久牧師の教会に通いキリスト教入信、明治41年受洗、大学を中退して伝導者の道を進む。神学社を卒業後、日本基督教大森教会に赴任、以来生涯をここで送った。この間大正3年植村正久の長女澄江と結婚。中国、満州朝鮮、台湾などへ伝導旅行に出た。日本基督教会の大会議長を何度も務め、戦時中は日本基督教団に合同したが、戦後同教団を離れ、新しく日本基督教会創設に参画、大会議長を務めた。著書に「植村正久とその時代」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「佐波亘」の意味・わかりやすい解説

佐波亘
さばわたる

[生]1881.4.24. 横須賀
[没]1958.4.8. 東京
キリスト教の牧師。第七高等学校を経て東京帝国大学法科大学に学ぶ。 1908年,富士見町教会で植村正久より受洗,伝道を志して東京大学を中退し,東京神学社に学ぶ。 13年大森教会牧師となり,終生同教会を牧す。 14年植村正久の長女澄江と結婚。 51年日本基督教団を離脱して日本基督教会を創立。『植村正久と其の時代』 (6巻,1937~41) を編纂し,日本キリスト教史の基礎史料の集成に貢献した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐波亘」の解説

佐波亘 さば-わたる

1881-1958 明治-昭和時代の牧師。
明治14年4月24日生まれ。岳父の植村正久(まさひさ)により受洗。東京帝大を中退,東京神学社にまなぶ。大正2年大森教会に赴任。昭和26年日本基督(キリスト)教団を離脱し,日本基督教会の創立に参加,大会議長となった。昭和33年4月8日死去。76歳。神奈川県出身。編著に「植村正久と其の時代」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「佐波亘」の解説

佐波 亘 (さば わたる)

生年月日:1881年4月24日
明治時代-昭和時代の牧師
1958年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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