佐竹噲々(読み)さたけかいかい

精選版 日本国語大辞典 「佐竹噲々」の意味・読み・例文・類語

さたけ‐かいかい【佐竹噲々】

江戸中期の南画家。名は貞吉別号潰々。京都の人。書画池大雅に学び、また、篆刻(てんこく)にも長じた。晩年は奇人的な生活を送ったと伝えられる。数は少ないが、清澄節度のある水墨画が伝わる。元文三~寛政二年(一七三八‐九〇

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐竹噲々」の解説

佐竹噲々 さたけ-かいかい

1738-1790 江戸時代中期の画家,商人
元文3年生まれ。京都の人。池大雅に師事し,書画,篆刻(てんこく)にすぐれたが,生計がたてられなかった。のち竹酔館という風流人向けの酒屋をひらき,売酒郎と号した。寛政2年3月22日死去。53歳。名は貞吉。字(あざな)は応謙。通称彦四郎。別号に噲堂,坐馳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android