使い手(読み)ツカイテ

デジタル大辞泉 「使い手」の意味・読み・例文・類語

つかい‐て〔つかひ‐〕【使い手/遣い手】

それを使う人。「長持ちするもしないも―しだいだ」
それを巧みに使う人。達人。「二刀流の―」
金づかいのあらい人。金銭をむやみに使う人。
諸方へ札を出しもろもろの―どもを招かるるに」〈浮・禁短気・六〉

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精選版 日本国語大辞典 「使い手」の意味・読み・例文・類語

つかい‐てつかひ‥【使手・遣手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. その物を使う人。つかいぬし。
    1. [初出の実例]「然(さう)かと思ふと、オッコチだのと、之も使ひ用(テ)に寄ります。『金ちゃん、何処(どちら)へ』『浅草へ』『オッコチだねへ』何(ど)うも色気が有ります」(出典落語樟脳玉(1890)〈二代目古今亭今輔〉)
  3. 使い方の上手な人。使用に熟練した人。その物を巧みに使う人。達人。
    1. [初出の実例]「他国より上手のつかひて来りて其師にかち候へば」(出典:仮名草子・祇園物語(1644頃)上)
    2. 「武太夫が推挙召されし八重垣流の遣い手」(出典:歌舞伎・小袖曾我薊色縫(十六夜清心)(1859)三立)
  4. 金銭をむやみに使う人。金づかいのあらい人。
    1. [初出の実例]「今此世界につかひ手のきれめな時分に、ばっとしてわけよく出れば」(出典:浮世草子・色里三所世帯(1688)上)

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