使君子(読み)シクンシ

デジタル大辞泉 「使君子」の意味・読み・例文・類語

し‐くんし【使君子】

シクンシ科の蔓性つるせい常緑樹。葉は長楕円形。夏、白色から紅色に変わる花を下向きにつける。がくは細長く、花柄のように見える。インドジャワ原産種子を回虫駆除・皮膚病などの薬に用いる。からくちなし。

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精選版 日本国語大辞典 「使君子」の意味・読み・例文・類語

し‐くんし【使君子】

  1. 〘 名詞 〙 シクンシ科のつる性常緑低木。中国原産で、日本へは享保年間(一七一六‐三六)に渡来葉柄の基部が残存して刺状となり他物に登りつく。高さ約六メートル。若い茎枝や葉の下面には短毛がある。葉は長さ七~一二センチメートルの長楕円形で短柄をもち対生。夏、枝先に短い花穂を出し 細長い萼筒をもつ五弁花を下垂する。花は初め白色でのち紅色にかわる。果実は長さ四センチメートルの狭円錐形で五稜があり、黒褐色に熟し、漢方では回虫駆除薬に用いる。漢名、使君子。からくちなし。〔易林本節用集(1597)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「使君子」の解説

使君子 (シクンシ)

学名Quisqualis indica var.villosa
植物。シクンシ科の常緑つる性木本,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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