(読み)ユウ

デジタル大辞泉 「侑」の意味・読み・例文・類語

ゆう【侑】[漢字項目]

人名用漢字] [音]ユウ(イウ)(漢) ウ(呉) [訓]すすめる たすける
人に酒食をすすめる。「侑飲侑食
[名のり]あつむ・すすむ・たすく・ゆき

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「侑」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 8画

(異体字)
9画

[字音] ユウ(イウ)
[字訓] すすめる・たすける

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 形声
声符は(有)(ゆう)。は祭肉を手にもって供える形で、侑の初文。が多義化するに及んで、侑が派生した。〔説文〕十二下を正字とし、「(ぐう)するなり」と訓し、「或いは人に從ふ」として侑を録する。〔広雅、釈詁四〕に「侑はするなり」とあって、同訓匹偶の意。侑は〔周礼、天官、膳夫〕「樂を以てを侑(すす)む」のように用いるのが本義。古くは供薦を用い、のち・侑を用いる。はおそらく別義の字であろう。

[訓義]
1. すすめる、侑薦する、そなえる、ひきでもの。
2. たすける、ともにはたらく、ならぶ。
3. むくいる、かえす。

[古辞書の訓]
名義抄〕侑 ムクユ・ススム・アフ

[熟語]
侑飲侑宴侑歓・侑侑祠侑赦・侑酒侑酬侑觴・侑食侑幣侑報
[下接語]
勧侑・享侑・献侑・酬侑・詔侑・妥侑・登侑・独侑・拝侑・配侑・壁侑・報侑・命侑

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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