信太巻・信田巻(読み)しのだまき

精選版 日本国語大辞典 「信太巻・信田巻」の意味・読み・例文・類語

しのだ‐まき【信太巻・信田巻】

〘名〙 (狐は油揚好み信太の狐の伝説が有名であるところから) 魚介類野菜乾物肉類などを刻み合わせ、切口を開いた油揚の中につめて真ん中かんぴょうで結んだもの。信太。
大寺学校(1927)〈久保田万太郎〉三「『おでんはないか、おでんは…』『あれば俺は信田巻だ…』」

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