信太正三(読み)シダ ショウゾウ

20世紀日本人名事典 「信太正三」の解説

信太 正三
シダ ショウゾウ

昭和期の哲学者 元・東洋大学教授。



生年
大正3(1914)年3月3日

没年
昭和47(1972)年5月15日

出生地
秋田県

旧姓(旧名)
木村

学歴〔年〕
東京帝大印度哲学科〔昭和12年〕卒,京都帝大哲学科〔昭和15年〕卒

学位〔年〕
文学博士〔昭和37年〕

経歴
文部省図書局に勤め、兵役に5年余服した。戦後昭和22年横浜専門学校教授、24年神奈川大学教授、45年東洋大学教授。ヘーゲルからニーチェ哲学を研究。著書に「私の戦争体験史」「ニーチェ研究」「近代倫理の問題意識」「宗教的危機と実存」「永遠回帰遊戯の哲学」「禅と実存哲学」などがあり、訳書も多い。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「信太正三」の解説

信太正三 しだ-しょうぞう

1914-1972 昭和時代の哲学者。
大正3年3月3日生まれ。文部省図書局につとめる。戦後,横浜専門学校(現神奈川大),東洋大教授。戦前はヘーゲル,戦後はニーチェを中心に実存哲学や倫理学の研究,禅と実存哲学の比較思想的研究をおこなった。昭和47年5月15日死去。58歳。秋田県出身。京都帝大卒。旧姓は木村。著作に「禅と実存哲学」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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