修繕積立金(読み)しゅうぜんつみたてきん

不動産用語辞典 「修繕積立金」の解説

修繕積立金

長期間にわたってマンション等を維持・保全していくために必要な修繕(外壁補修配管、共有部分の修繕など)を実施するため、管理費とは別会計で積み立てられるものを「修繕積立金」といいます。
分譲マンションなどの区分所有建物では、大規模な修繕に莫大な費用がかかるため、一度に多額の費用を徴収されることのないよう前もって毎月一定額を積み立てます。
積立金額は、マンションの分譲業者が分譲時に作成した「長期修繕計画」に基づいて算出したものになり、修繕の実施や積立金の運営管理管理組合(管理組合委託した場合は、その委託を受けた管理会社)が行います。

出典 不動産売買サイト【住友不動産販売】不動産用語辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「修繕積立金」の意味・わかりやすい解説

修繕積立金
しゅうぜんつみたてきん

分譲マンションで共用部分の大規模修繕のために積立てるもの。ただし,現状では積立金が少額なため,大規模修繕の際には一時分担金を徴収するのが一般的。また,明確な修繕計画を定めていないところも多く建物老朽化に対する制度の不備が目立つ。

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