借米(読み)かりまい

精選版 日本国語大辞典 「借米」の意味・読み・例文・類語

かり‐まい【借米】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 旗本御家人江戸幕府から二月五月とに受給量(米)の四分の一ずつ支給される米。残りの二分の一の支給は一〇月。
  3. かりあげ(借上)
    1. [初出の実例]「家中より借米と号して、可賜筈の内を剥取玉ふは、不仁にして不義也」(出典昇平夜話(1796)上)

しゃく‐まい【借米】

  1. 〘 名詞 〙 人から米を借りること。また、借りた米。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「借米之事、わりは其年一年は、契約のことくたるべし」(出典:今川仮名目録(1526)一八条)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android