偽言(読み)ギゲン

デジタル大辞泉 「偽言」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐げん【偽言】

いつわりの言葉うそ虚言
玉女は彼の―を信じたのだ」〈木下尚江良人の自白

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「偽言」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐げん【偽言】

  1. 〘 名詞 〙 いつわりの言葉。虚言。うそ。そらごと。
    1. [初出の実例]「前伊予守源義経、忽姧心、早出上都、恣巧偽言」(出典吾妻鏡‐文治四年(1188)一〇月二五日)
    2. 「多く語って或は当座の偽言をなし、或は過言して人をいからしむ」(出典:山鹿語類(1665)二一)
    3. 「男子の偽言(ギゲン)に欺かるる勿れ」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉三〇)
    4. [その他の文献]〔国語‐晉語・三〕

うつわり‐ごとうつはり‥【偽言】

  1. 〘 名詞 〙 いつわりごと。うそ。虚言。
    1. [初出の実例]「則ち虚言(ウツハリコト)を知ろしめして皆原(ゆる)したまふ」(出典:日本書紀(720)允恭四二年一一月(寛文版訓))

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普及版 字通 「偽言」の読み・字形・画数・意味

【偽言】ぎげん

うそ。

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