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僧祐 そうゆうSeng-you

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

僧祐
そうゆう
Seng-you

[生]元嘉12(435)
[没]天監17(518)
中国,梁の僧。幼くして建初寺で出家し,のち法穎に律を学び,これをきわめた。梁の武帝の厚い帰依を受け,僧事の疑わしい部分を決した。主著『出三蔵記集』『弘明集』『法苑集』。

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デジタル大辞泉の解説

そう‐ゆう〔‐イウ〕【僧祐】

[445~518]中国、梁(りょう)代の僧。建業の人。律学に精通し、「出三蔵記集」「弘明(ぐみょう)集」などを著した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

僧祐
そうゆう
(445―518)

中国の斉(せい)・梁(りょう)代の学僧。江南の建康(けんこう)を中心に活躍した。初め建初(けんしょ)寺の僧範(そうはん)について出家し、次に定林(じょうりん)寺の法達(ほうたつ)に師事し、また法穎(ほうえい)から律を学んだ。斉の文宣王(ぶんせんおう)は彼に傾倒し、律の講義をさせたが、聴く者はつねに700~800人を下らなかったという。彼を尊崇する多数の道俗から寄せられた信施は、建初・定林2寺の修築、経蔵(きょうぞう)の整備、無遮大会(むしゃだいえ)などに費やされた。梁の武帝からも厚い信任を得た。彼は「述べてつくらず」という中国の伝統的手法によって中国における仏教の歴史を明らかにしようと志した。その著『釈迦譜(しゃかふ)』5巻は漢訳仏典からの引用のみによって構成された仏伝である。訳経の歴史を明らかにした『出三蔵記集(しゅつさんぞうきしゅう)』15巻、さまざまな仏教批判に対して仏教側の反撃・擁護する史料を集成した『弘明集(ぐみょうしゅう)』14巻が代表的著作である。なお『文心雕竜(ぶんしんちょうりょう)』の著者劉(りゅうきょう)とも親交があった。[岡部和雄]

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世界大百科事典内の僧祐の言及

【弘明集】より

…中国,梁の僧祐(そうゆう)(445‐518)が仏教を〈弘め明らかにする〉上で有益な先人たちの論文・書簡など57編を14巻に編集した書。ついで唐の道宣(596‐667)はそれ以外の唐初までの文章273編あまりを集め,〈弘明を総べ広め〉て《広弘明集》30巻を作った。…

【出三蔵記集】より

…中国で訳出された三蔵(経,律,論)に関する現存最古の経録。南朝梁の僧祐撰。15巻。…

※「僧祐」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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