律学(読み)りつがく

精選版 日本国語大辞典 「律学」の意味・読み・例文・類語

りつ‐がく【律学】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 令制の大学で、律令を中心とする日本の法律を専攻した学科。また、その学問。明法(みょうぼう)
    1. [初出の実例]「明法 律学(リツガク) 法定」(出典:春林本下学集(室町末))
  3. 仏語。律典に説く僧尼規律や罪則その他を学ぶこと。
    1. [初出の実例]「いま震旦新作の律学のともがらの、所製の袈裟のごとくなるなし」(出典:正法眼蔵(1231‐53)袈裟功徳)
  4. 法律学法学
    1. [初出の実例]「科目は、実地適用を主とし、〈略〉兵学、律学〈略〉の類たるべし」(出典:公議所日誌‐八上・明治二年(1869)四月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「律学」の読み・字形・画数・意味

【律学】りつがく

法律学。また、その学校。〔晋書、石勒載記下〕始めて稷をて、宗を立つ。~參軍續咸・景を律學祭酒(教授)と爲す。

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