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全性保真 ぜんせいほしんquan-xing bao-zhen

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

全性保真
ぜんせいほしん
quan-xing bao-zhen

中国,戦国時代思想家楊朱の中心思想と伝えられ,『淮南子 (えなんじ) 』氾論訓にみえる言葉。「性を全 (まっと) うし,真を保つ」と読む。人間にとって最も真実なことは,自己の身を安楽に保つことであるから,世俗的なこととは一切かかわり合わないで,その本性を養うようにしなければならないという主張。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

ぜんせいほしん【全性保真 quán xìng bǎo zhēn】

中国,戦国時代,楊朱の説いた思想。儒家孟子から徹底した利己主義だと批判された楊朱が,一方の道家からは,〈性を全くして真を保つ〉立場にたっていたと評価された(《淮南子(えなんじ)》)。外物に自己を惑わされることなく,自己の純粋性を貴んでこれを保存し,天命を全うすることこそ天下を利すのだという。これはそののち,世俗的欲望から解放されようとする道家の養生説へと発展していく。【串田 久治】

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