八升豆(読み)ハッショウマメ

デジタル大辞泉 「八升豆」の意味・読み・例文・類語

はっしょう‐まめ【八升豆】

マメ科の蔓性つるせいの一年草。葉は複葉。花は黒紫色。さやは短毛に覆われ、豆が5、6粒入っている。原産地熱帯アジアでは広く栽培され、豆を食用に、茎葉飼料肥料にする。おしゃらくまめ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「八升豆」の意味・読み・例文・類語

はっしょう‐まめ【八升豆】

  1. 〘 名詞 〙 マメ科のつる性一年草。アジア熱帯地方の原産で、熱帯から暖帯にかけて広く栽培される。葉は大きく三出複葉で、小葉は卵状菱形、夏、葉腋から花柄を出し黒紫色の蝶形花を多数つける。豆果は線形でやや厚く白毛を密生する。種子は淡灰褐色で食用。また、全草を牧草緑肥に用いる。和名収量が多いことからとも、古く八丈島を経て渡来したからともいわれる。漢名に黎豆をあてる。おしゃらくまめ。てんじくまめ。《 季語・秋 》 〔訓蒙図彙(1666)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android