内村健一(読み)ウチムラ ケンイチ

20世紀日本人名事典 「内村健一」の解説

内村 健一
ウチムラ ケンイチ

昭和期の実業家 元・天下一家の会会長。



生年
大正15(1926)年6月15日

没年
平成7(1995)年1月2日

出生地
熊本県上益城郡甲佐町

学歴〔年〕
御船中〔昭和18年〕卒

経歴
昭和42年甲佐町の自宅で天下一家の会第一相互経済研究所を創設、ネズミ講を始めた。一時は80万人の会員を擁し、1日1億円の金が本部に入ったといわれるが、被害者続出。49年頃から摘発が相次ぎ、53年ネズミ講禁止の「無限連鎖講防止に関する法律」が制定されたため、54年天下一家の会を解散。58年7月には約20億円の脱税に対して罰金7億円の判決を受けるが、罰金をカネで払う代りに刑務所に入る道を選び、熊本刑務所に収監された。しかし病気のため、60年5月刑の執行が停止され、熊本リハビリテーション病院に入院

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「内村健一」の解説

内村健一 うちむら-けんいち

1926-1995
大正15年6月15日生まれ。昭和42年郷里熊本県の自宅に「天下一家の会・第一相互経済研究所」を創設し,ねずみ講をはじめる。一時は公称80万人の会員を擁したが,被害者が続出して社会問題化。この事件契機に53年ねずみ講を禁止する「無限連鎖講の防止に関する法律」が制定された。54年会を解散,55年破産宣告をうける。58年脱税で有罪。平成7年1月2日死去。68歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「内村健一」の解説

内村 健一 (うちむら けんいち)

生年月日:1926年6月15日
昭和時代の実業家。天下一家の会会長
1995年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android