デジタル大辞泉 「内衣」の意味・読み・例文・類語 ない‐え【内▽衣】 1 三衣さんえの一、安陀会あんだえのこと。五条衣。2 腰にまとう裙子くんすのこと。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「内衣」の意味・読み・例文・類語 ない‐い【内衣】 〘 名詞 〙① 重ねた小袖の一番上のもの。胴着。[初出の実例]「衣一襲、帯一条、内衣、長襦衫と称する者一領」(出典:柳橋新誌(1874)〈成島柳北〉初)② 「ゆかたびら(湯帷子)」の異称。[初出の実例]「内衣 温室経云澡浴之法用七物其七曰内衣〈由加太比良〉」(出典:十巻本和名抄(934頃)六)③ ⇒ないえ(内衣) ない‐え【内衣】 〘 名詞 〙 ( 「え」は「衣」の呉音 ) 仏語。十三資具衣の一つ。僧侶がつける、黒色でひだが多く、腰にまとうもの。裙(くん)。[初出の実例]「安怛婆娑 訳して内衣と為す」(出典:南海寄帰内法伝平安後期点(1050頃)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の内衣の言及 【袈裟】より …すなわち僧伽梨(そうぎやり),鬱多羅僧(うつたらそう)と安陀会(あんだえ)の三つである。僧伽梨は大衣,重衣ともいわれ正装衣に,鬱多羅僧は上衣として礼仏や説法の聴聞に着用し,安陀会は内衣と称して日常の作業や肌着用に用いられた。仏教の北方流布とともに,規定の三衣のみでは身体の保温がたもてないために,下着を着用することになり,これは後に法衣(ほうえ)となった。… ※「内衣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by