内辺(読み)ウチワタリ

精選版 日本国語大辞典 「内辺」の意味・読み・例文・類語

うち‐わたり【内辺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 宮中。禁中内裏(だいり)大内。禁裏。
    1. [初出の実例]「内わたりの人きたりけるに、『いかにぞ、まゐり給ふや』と問ひければ」(出典:大和物語(947‐957頃)八一)
  3. 天皇。帝。
    1. [初出の実例]「行く先たひらかにも侍り、おもふやうにも侍らば、うちわたりの御うしろみは、となんおもうたまふるを」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲上)

ない‐へん【内辺】

  1. 〘 名詞 〙 物の中側の方。内側。内面。⇔外辺
    1. [初出の実例]「回郭。曲管也。其内辺内聴骨矣」(出典解体新書(1774)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む