内通事(読み)ナイツウジ

デジタル大辞泉 「内通事」の意味・読み・例文・類語

ない‐つうじ【内通事/内通詞】

江戸時代長崎長崎奉行支配を受けずに外国人日本人商取引斡旋あっせんにあたった通訳

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精選版 日本国語大辞典 「内通事」の意味・読み・例文・類語

ない‐つうじ【内通事・内通詞】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、長崎貿易の通訳の一種。正規の通事通詞)とは異なり、役料はなく、日本人商人と中国人・オランダ人との商取引の斡旋をし、取引物品の一割前後を手数料として買手から受け取るのを常とした。
    1. [初出の実例]「内通詞と名付たるものは〈略〉出島に入込み、彼が荷物を取ひろげ、商人に相対し、売渡之」(出典長崎港草(1792)三)

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