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再生ゴム さいせいゴムreclaimed rubber

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

再生ゴム
さいせいゴム
reclaimed rubber

加硫ゴムを物理的または化学的に処理して解重合し,再生剤の添加により可塑性粘着性を与え,再び原料あるいは副資材として使用できる状態にしたもの。工業的には量の集りやすい自動車タイヤあるいは自動車チューブの屑をおもな原料として製造される。原料の屑ゴムの種類により,タイヤ再生ゴム,チューブ再生ゴム,純ゴム再生ゴムなどに分類される。 1990年の再生ゴムの国内消費は約4万 2000tで,新ゴム (136万 7300t) に対する消費比率は約3%程度。

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デジタル大辞泉の解説

さいせい‐ゴム【再生ゴム】

廃物のゴム製品粉末にし、再び使用できるようにしたゴム。品質は劣るので新しいゴムにまぜて使用する。

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百科事典マイペディアの解説

再生ゴム【さいせいゴム】

加硫したゴム製品の廃品(タイヤ,チューブなど)を処理し,再び可塑性および粘着性を与えたもの。処理方法としては,水酸化ナトリウム溶液で高温高圧下で処理するアルカリ法,パイン油またはパインタールを加えて加熱する油法などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

さいせいゴム【再生ゴム reclaimed rubber】

使用済みの加硫ゴムに化学的・物理的処理を加えることにより,再び成形加工可能な可塑性と粘着性をもたせたゴム状物質。ゴム製品を製造する際に,場合によって原料ゴムの一部を再生ゴムにおきかえて使用される。安価であること,この使用により加工工程における動力消費が少なくてすみ,圧延押出しなどの作業が容易になるなどの利点がある。反面,ゴム製品の弾性,引裂抵抗,引張強さなどの性能が低下するという欠点があるが,高度の性能を要求されない場合には相当量の使用も可能である。

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大辞林 第三版の解説

さいせいゴム【再生ゴム】

古ゴムを粉末状にしてアルカリまたは油と混ぜ、加熱・加圧するなどして再び塑性をもたせたもの。生ゴムに混ぜて、堅さや耐油性を増すのに用いる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

再生ゴム
さいせいごむ
reclaimed rubber

使えなくなったタイヤやチューブなどのゴム製品を再利用するため、物理的および化学的処理を加えて分離したゴム。再生法は、まずゴム以外の布や金具などの異物を除き、水洗したのち特殊ロールを何回も通して細粉にする。次に脱硫工程で再生剤とパイン油や鉱油などの油を加えて加熱処理する。最後に仕上げ工程でよく練って粒子を擦りつぶし、可塑性と粘着性をもたせて再生ゴムとする。再生ゴムは、未加硫ゴムに戻ったのではなく、高分子鎖が切断しているので、機械的性質が劣り、単独で使用することは少ない。自動車タイヤやベルト、ホース等の工業用ゴム製品、マット、履物・靴底、ゴム引布などに使用されている。歴史的にもっとも古い再生資源である。細粉化ゴムはリサイクルゴムrecycled rubberといわれ、充填(じゅうてん)剤としてアスファルト舗装などに使われる。[福田和吉]

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