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解重合 かいじゅうごう depolymerization

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

解重合
かいじゅうごう
depolymerization

重合反応の逆反応で,重合体が単量体に分解する反応をいう。高温になると重合反応の逆反応の速度が大となり解重合が起る。ポリ-α-メチルスチレンやポリメタクリル酸メチルのようなビニリデン型のポリマーは解重合が起りやすい。

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デジタル大辞泉の解説

かい‐じゅうごう〔‐ヂユウガフ〕【解重合】

重合の逆の反応。重合している物質が熱あるいは紫外線放射線などの作用によって分解し、単量体になること。

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百科事典マイペディアの解説

解重合【かいじゅうごう】

重合の逆反応。重合体が熱,紫外線などによって分解して単量体になること。高分子量の物質の場合には重合度の低下することや部分的分解なども含めていう。

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栄養・生化学辞典の解説

解重合

 重合したポリマーがモノマー(単量体)に分解すること.

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世界大百科事典 第2版の解説

かいじゅうごう【解重合 depolymerization】

重合反応の逆反応をいう。高分子化合物が生成する反応の一つである付加重合反応では,モノマー(単量体)である不飽和化合物の不飽和結合が開き,互いに付加して長い鎖状の高分子となるが,ある種の高分子では,たとえば加熱によってこの逆反応が起こり,その高分子に相当するモノマーが生成する。加熱による解重合の起りやすさは,その高分子の構造によって著しく異なる。最も解重合を起こしやすいものの例はポリメタクリル酸メチルである。

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大辞林 第三版の解説

かいじゅうごう【解重合】

重合の逆反応。重合体が熱などの作用によって簡単な分子、特に、単量体に分解すること。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

解重合
かいじゅうごう
depolymerization

重合の反対の反応で、重合体が分解して単量体を生成する現象。高分子物質の分解は、熱や光、バクテリアなどによって引き起こされ、酸素の存在が分解を促進することが多い。合成高分子ではそれが生成した反応の逆反応として進み、特別な構造のポリマーでは、分子の末端からファスナーを開いていくような分解がおこる例がある。そのときの生成物は単量体であるが、ポリ塩化ビニルのように側鎖の分解で塩酸ガスを発生する場合もある。一方、ナイロン繊維素セルロース)は溶液中では分解が、構成している主鎖の任意の点から不規則におこることが多い。主鎖の解重合によって分子量を低下させて成形性をよくした例には、生ゴムロールで素練りしたり、デンプンからブドウ糖を生成する発酵などがある。分解による高分子物質の性能の低下を防止するために禁止剤を用いておくのが一般的である。1990年代以降、プラスチック廃棄物から有用な分子量の小さい物質を回収して有効利用するケミカルリサイクルが注目されるようになった。線状高分子では単量体まで解重合させるのは多くのエネルギーを要するのでオリゴマー程度まで解重合させて、これをいろいろな方面に有効利用している。[垣内 弘]

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