分子標的治療剤(読み)ブンシヒョウテキチリョウザイ

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「分子標的治療剤」の解説

分子標的治療剤

分子標的治療剤とは


 ガン細胞の細胞外、細胞表面、細胞内、そして細胞核内には、増殖転移にかかわる様々な分子があります。その分子の作用を抑制することで、ガンの縮小を図ったり、ガンの増殖や転移を食い止める抗ガン剤が分子標的治療剤です。現在はチロシンキナーゼ阻害剤モノクローナル抗体抗体、生物製剤)が多く使われていますが、モノクローナル抗体はほぼすべて点滴や注射で用い、病院や薬局でもらう薬ではないので、本書では扱っていません。


 化学療法剤と異なり、ガン細胞への特異性が高いので正常細胞も攻撃してしまうリスクは低減しますが、化学療法剤ではあまり問題にならなかった副作用が現れるケースもみられます。


チロシンキナーゼ阻害剤


マルチキナーゼ阻害剤


mTOR阻害剤


BRAF阻害剤


MEK阻害剤


サイクリン依存性キナーゼ阻害剤


プロテアソーム阻害剤


PARP阻害剤


FLT3阻害剤


血管内皮細胞増殖因子阻害剤


レチノイド製剤

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

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