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分級機 ぶんきゅうき

百科事典マイペディアの解説

分級機【ぶんきゅうき】

流体中での固体粒子の沈降速度が粒子の大きさによって異なることを利用して,篩機(ふるいき)では不可能な細粒を分類する機械。鉱石などの選別に使用。水を用いる湿式(水力分級機,機械分級機,液体サイクロンなど)と,空気中で行う空気式分級機(乾式サイクロンなど)に大別される。
→関連項目選炭

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

分級機
ぶんきゅうき
classifier

流体中における粒子の沈降速度の差を利用して、粒子の大きさの相違によって分けることを分級classificationというが、分級を行う装置を分級機という(密度の異なる群に分けるのは選別sortingという)。
 分級機は、流体が液体(おもに水)か気体(おもに空気)かによって、湿式分級機と乾式分級機に大別される。前者は後者に比べて装置の単位面積当りの処理能力が低く50分の1以下である。しかし、粒子の分級の精度は優れ、また分級した粒子の排出、輸送などは能力が大きくトラブルも少ない。分級機は粉砕機などと組み合わせて用いられることもある。
 湿式分級機には、水中での粒子の重力沈降速度の差のみで分ける、もっとも単純な沈降分級機、粒子の沈降方向と逆向きに二次的水流を加えて分ける水力分級機、機械的な機構を用いる機械的分級機、遠心力場での沈降速度の差を利用する遠心分級機(液体サイクロンや遠心沈降機)などがある。乾式分級機は、一般に風力分級機とよばれる重力分級機や遠心分級機、慣性分級機などに分類される。[早川豊彦]

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世界大百科事典内の分級機の言及

【分級】より

… 流体が空気その他の気体である場合の分級操作を乾式分級(または空気分級),水その他の液体である場合のそれを湿式分級と呼んでいる。分級に使われる装置は分級機classifierと呼ばれる。乾式分級機には慣性力を利用するもの,重力沈降を利用するもの,遠心力を利用するものがある。…

※「分級機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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