分葱(読み)ワケギ

デジタル大辞泉 「分葱」の意味・読み・例文・類語

わけ‐ぎ【分×葱】

ネギ変種。小形で葉も細い。シベリア原産。栽培され、鱗茎株分けして植え付ける。ぬたなどにする。ふゆねぎ。 春》
[類語]ねぎ葱坊主浅葱あさつき

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「分葱」の意味・読み・例文・類語

わけ‐ぎ【分葱】

〘名〙 ユリ科ネギ属の栽培植物で、葉を野菜として利用する。ネギと分球型タマネギの交配に由来し、鱗茎は長卵形で赤褐色の外皮におおわれる。葉はネギより細く叢生(そうせい)。夏季休眠する。株分けで繁殖。葉を食用にするため栽培される。なお、この他にもアサツキやネギにも「わけぎ」と呼ぶ系統のものがあり、古名「布由木」や漢名と解されてきた「凍葱」「科葱」「慈葱」「大茖葱」などの実体はいまだ不明である。ふゆねぎ。ふゆぎ。《季・春》 〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「分葱」の解説

分葱 (ワケギ)

学名Allium ×wakegi
植物。ユリ科のネギの変種,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android