分陰(読み)フンイン

精選版 日本国語大辞典 「分陰」の意味・読み・例文・類語

ふん‐いん【分陰】

  1. 〘 名詞 〙 わずか一分(ぶ)の光陰。少しの時間。寸陰。
    1. [初出の実例]「君悲逝水孤浮一レ浪、我泣分陰共鏤一レ氷」(出典菅家文草(900頃)二・奉和兵部侍郎哭舎弟大夫之作)
    2. [その他の文献]〔晉書‐陶侃伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「分陰」の読み・字形・画数・意味

【分陰】ふんいん

わずかの時間。〔晋書、陶侃伝〕大禹はなるも、乃ち寸陰を惜しみたり。衆人に至りては、當(まさ)に陰を惜しむべし。

字通「分」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む