切嵌(読み)きりはめ

精選版 日本国語大辞典 「切嵌」の意味・読み・例文・類語

きり‐はめ【切嵌】

  1. 〘 名詞 〙 一方のものを切りこんで、他の一方をはめこむこと。
    1. [初出の実例]「切嵌めの硝子から覗いて、私の顔をぢろぢろ見てゐるらしい」(出典:百鬼園随筆(1933)〈内田百地獄の門)

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百科事典マイペディア 「切嵌」の意味・わかりやすい解説

切嵌【きりばめ】

和服模様一つアップリケに似た手法で,異種の小布を継ぎ合わせたり,置き重ねたりして複雑な模様を構成する。特に室町末期〜桃山時代小袖(こそで)や胴服の模様付けとして流行し,当時渡来した高価な布地を効果的に使用した。後にはこの様式を染模様でも表すようになった。

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